木のおもちゃ職人「新羅孝志」のプロフィール
木のおもちゃ職人 新羅 孝志(しんら たかし)
1957年⽣まれ。広島県出⾝。モノづくりのキャリアを約30年経験積んだ後。 2010年おもちゃコンサルタントの資格を取得。2019年に独⽴し現在の⽊のおもちゃ⼯房を⽩⼭市河内に設⽴。これまでに造った⽊のおもちゃは300点以上。玩具製造の他、ワークショップや教室などを通して、⾃然や⽊⼯に興味のある親⼦との交流も。現在も⽊のおもちゃの良さを広めるべく、⽩⼭ろくを中⼼に活動中。
私の夢「おもちゃの街を⼭麓に。」
皆様はドイツのザイフェンという街をご存じでしょうか?
⽊のおもちゃと⾔えばヨーロッパ。特にドイツ・ザクセン州のザイフェンは町全体がおもちゃ箱のようなところです。
その街では約3,000⼈という⼈⼝のうち、2,000⼈ほどがおもちゃに関する仕事をしています。
何百年も代々受け継がれてきた⼩さなおもちゃ⼯房が今もなお伝統を受け継いでいて、作品を⾒ただけで誰の作かどこの⼯房か分かってしまう程、おもちゃが浸透している街なのです。
例えば学校から帰ってきたら、お⽗さんお⺟さんがおもちゃづくりの作業しているところを観たり、その作業を⼿伝ったり、両親が作ったおもちゃで遊んでいます。⽣活の中におもちゃが溶け込んで、おもちゃを通した⼦どもたちとのコミュニケーションを⼤切にした⽂化が今も尚、育まれています。
「⽩⼭ろくにザイフェンを作りたい。」そんな夢を⾒て、この⾃然豊かな⽩⼭の麓におもちゃ作りの⽂化のタネを植えようと⽇々活動しています。